2013年10月10日

物語としてのACー梗概

(*この連載小説はフィクションです。登場人物、状況は架空のものです)
誰かを助けていなければ,自分は存在しては行けない。自分のニーズより他人のニーズに振り回されて,自分がわからなくなってしまう。ぼくは広告代理店を辞めバンドを始めるが喰えるはずもなく、会社から下請け仕事をもらう。
何がしたくて,何をしたくないかわからない。自分の価値を上げるために他人の面倒を見続けてしまい生活は破綻する。助けなければいけない女性と関係をいくつも持ち,トラブルに巻き込まれ続ける。自分がACであることを認識する過程はつらい。自分が傷ついていることを自覚することはつらい。自分が元家族において,目に見えない真綿のような暴力下にあったということを認めることは,父や母を嫌わなくてはいけいからだ。しかし,自分の“生きづらさ”とは何なのか?つまりACとしての自分を自覚すること以外前に進む道はない。サバイバーであることを認めて,身に纏った鋼鉄の防衛システムをほどくことは苦しい作業である。それは過去のスキップしたり,否認したり,見て見ぬふりをしてきた“こと”を回想し,怒り嘆くことからはじまる。
ぼくは逃げるように南の島へ行き、やりなおすが,同じ種類のトラブルに巻き込まれる。戦時中,日本軍の占領下に置かれた村の老人に出会い,はじめて自分の魂に触れる。はじめて自分のために嘆き,怒り,感情を知る。
過去の傷を自覚し,過去を換え“今”を感じるために帰国する。
posted by usaikuo at 18:03| 日記